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日本の行事「年越し2」


今の年を送って新しい年を迎えることを「年越し」といいます。

度过当前的一年,迎接新的一年被称为「年越し」。

1年の最後の日の12月31日、みなさんはどのように過ごしますか。

一年的最后一天,即12月31日,大家都会如何度过呢?

  • どのように 如何,怎样。

何か特別な食べ物はありますか。今日は12月31日の過ごし方について、一緒に読んでいきましょう。

是否有什么特别的食物?今天,让我们一起阅读关于12月31日的过法吧。

  • 特別な とくべつな。特殊的,特别的。
  • について ~について,关于….。

その月の最終日のことを「晦日」といいますが、12月31日は1年の最後の晦日なので、「大晦日」といいます。

一个月的最后一天被称为『晦日』,而12月31日是一年的最后一天,所以被称为『大晦日』。

お正月には「年神様」という新年の神様がやってくるとされ、大晦日には寝ずに年神様を迎えて新年の幸せを祈る習慣がありました。

在新年期间,据说会有新年的神明『年神様』降临,所以在大晦日,人们有不睡觉迎接年神様并祈祷新年幸福的习惯。

  • やってくる 来到,降临。
  • ~ずに 不做某事。

今も日付が変わるまで起きていて、そのまま新年を迎える人は多いようです。みなさんの国でもそうでしょうか。

现在,很多人都会一直保持清醒,直到日期变为新年,然后迎接新年。在你们的国家也是这样吗?

  • 日付 ひづけ。日期。
  • 変わる かわる。变化,改变。
  • 起きている おきている。おきる,有起床的意思也有醒着状态的意思。

大晦日には「年越しそば」を食べます。どうしてそばを食べるのでしょうか。

在大晦日,人们会吃’年越し蕎麦’。为什么会吃蕎麦呢?

  • どうして 这里表示原因,为什么。

さまざまな説があるようですが、今日はその中のいくつかをご紹介します。

有各种各样的说法,今天我将介绍其中的一些。

  • いくつか 一些,部分。
  • ご紹介します 自谦语。

鎌倉時代(1185-1333年)、年の終わりに、あるお寺で、そば粉で作った「そば餅」を貧しい人々に配りました。

在鎌倉时代(1185年至1333年)年末,某座寺庙给贫穷的人派发了用荞麦粉制作的荞麦饼。

  • 配りました 配る,くばる。分发,给予。

すると次の年、そのそば餅を食べた人々が運に恵まれたことから、そば餅を食べるといいことがあると評判になりました。

于是下一年,吃过那些荞麦饼的人们因为运气好而闻名,据说吃荞麦饼会带来好运。

  • ~ことがある 有时会…。
  • ~になりました 变成…。表示性质或状态的变化。
  • すると 然后,之后。
  • ことから 因为这样。
  • そば餅を食べると と表示条件,一…就…。
  • と評判 と表示具体的内容。

そして、毎年食べるようになり、江戸時代(1603-1868年)の中ごろには、全国に広まっていたようです。

然后,每年都开始吃,到了江户时代的中期,似乎在全国范围内传播开来了。

  • るようになり 变成了某种状态。
  • ~ごろ 大概。

そのほか、そばは細くて長いので、長寿、つまり長生きを願って食べるという説、そばはほかの麺に比べて切れやすいので、その年の悪いことを切ってくれるという説などもあります。

另外,也有一些说法,因为荞麦面细长,人们吃它来祈求长寿;还有一种说法是,荞麦面比其他面条容易断裂,因此可以帮助切断那一年的不幸。

  • そのほか 其他的,别的。
  • せつ。观点,理论,传言。
  • ほかの 其他不同的。
  • 比べて 对比,比较。
  • ~てくれる 请别人做…。

年越そばは地域によって違いがあります。

年越そば的风格和食用方式在不同地区可能有所不同。

  • によって 因为,由于。
  • 違い ちがい。不同,区别。

岩手県などでは「わんこそば」というお椀に入った温かいそばを自分の年齢の数だけ食べるそうです。

在岩手县等地,据说人们会吃名为「わんこそば」的热蕎麦,且数量是根据自己的年龄来决定的。

  • ~だけ 限定,只有。
  • ~そうです 传闻助动词。

香川県などでは、そばの代わりにうどんを食べるといいます。

在香川县等地,据说人们会用乌冬面代替蕎麦来吃。

  • といい 如果…很好。

沖縄県では、そば粉ではなく小麦粉で作った「沖縄そば」を食べるようです。

在冲绳县,人们似乎吃用小麦粉制作的冲绳拉面而不是蕎麦面。

家庭によっても違うでしょうね。みなさんだったら、どんなそばを食べますか。

每个家庭可能吃不同的荞麦面吧。如果是大家的话,你们会吃什么样的荞麦面呢?

  • ~たら 条件,如果…。

大晦日の夜のことを「除夜」といいます。

大晦日的夜晚被称为除夜。

大晦日の夜には「除夜の鐘」といって、夜11時半ごろからお寺で鐘をつく行事が行われます。

在大晦日的夜晚,从大约晚上11点半开始,会在寺庙里进行称为「除夜の鐘」的敲钟仪式。

  • 鐘をつく かねをつく。敲钟。

これは仏教の行事で、鎌倉時代に中国から伝わり、江戸時代にかけて全国のお寺に広がって、大晦日の伝統行事になったということです。

这是一个属于佛教行事的仪式,起源于鎌倉时代,传自中国,经过江户时代逐渐在全国的寺庙传播,发展成为大晦日的传统仪式。

  • にかけて 在…时期。

多くのお寺では、108回、鐘をつくようですが、どうして108回つくのでしょうか。

在许多寺庙中,敲108下钟是常见的,但是为什么会敲108下钟呢?

いくつかの説がありますが、よく知られているのは、煩悩といって、人を苦しめ、悩ますものが108あり、鐘を108回つくことで、その煩悩を追い払うという説です。

有几种解释,但其中最为人们熟知的是关于煩悩(指人心中的欲望、烦恼等)的解释,据说人心中有108种煩悩,因此敲108下钟可以驱散这些煩悩。

  • いくつか 一些,几个。
  • 追い払う おいはらう。驱散,摆脱。

お寺によっては、お坊さんがつくだけではなく、一般の人々もつくことができるので、機会があったら、鐘をついてみましょう。

有些寺庙不仅僧侣敲钟,一般的人也可以敲钟,如果有机会的话,不妨试着敲一下钟。

煩悩を追い払ったら、新たな気持ちで新年を迎むかえることができるかもしれません。

如果驱散烦恼,可能会以新的心态迎接新年。

  • 新たな あらたな。新的。